この記事の要点を、先に図解感覚でつかめるようにまとめています。
低コストで始めやすく、自社に合わせて項目を変えられます。
更新漏れ、棚卸し負荷、端末情報のずれが増えます。
入力削減ではなく、継続的な可視化と判断に使います。
Excelで十分な会社
端末が10台前後で、入退社や交換が少なく、更新担当者が明確ならExcelやGoogleスプレッドシートでも十分管理できます。重要なのは台帳形式ではなく、変更時に更新される運用です。
共有台帳には入力規則や選択肢を設け、端末名や状態の表記を揃えます。閲覧・編集権限と変更履歴も確認し、個人PCだけに保存しないようにします。

Excel管理の限界が来る兆候
実機と台帳が一致しない、OSやソフトウェア情報を毎回確認している、複数拠点から更新依頼が来る、棚卸しに何日もかかる状態はツール化の検討時期です。
担当者しか更新方法を知らない場合も注意が必要です。属人化した台帳は、担当者の異動や退職で更新が止まり、情報が古くなります。
専用ツールで増えること
専用ツールでは、端末名、OS、IPアドレス、ソフトウェアなどを自動収集し、変化を継続的に把握できます。製品によっては操作ログ、ライセンス管理、デバイス制御、リモート対応も含まれます。
一方、購入価格、保証、リース、廃棄承認などは別管理になることがあります。自動収集できる範囲と人が入力する範囲を確認する必要があります。
Excel管理と専用ツールの比較
運用担当者が更新できるかどうかを含めて比較します。
| 比較項目 | Excel・スプレッドシート | 専用ツール |
|---|---|---|
| 初期費用 | 小さい | 製品・台数に応じて発生 |
| 端末情報 | 手入力・確認が中心 | 自動収集できる場合が多い |
| 自由度 | 高い | 製品仕様に沿う |
| 棚卸し | 人が確認 | 差分把握を支援 |
| 向く会社 | 台数が少なく変更も少ない | 台数・拠点・変更が多い |
既存製品を活かせないか確認する
EDR、MDM、RMM、Microsoft Intuneなどを導入済みなら、端末一覧やOS情報を取得できる可能性があります。専用ツールを追加する前に、今ある管理画面で必要な情報が取れるか確認します。
既存情報に購入・保証・利用者を記録する簡易台帳を組み合わせれば、小規模企業では十分な場合があります。機能の重複を避けることもコスト管理です。
選定前に決めること
選定では『何台から必要か』だけでなく、何を自動化し、どの判断に使うかを決めます。無料トライアルでは、導入の簡単さより、日常の更新と棚卸しが続けられるかを確認します。
必要性が整理できない場合は、台帳の現状と困っている作業を第三者と棚卸ししてから比較すると、過剰な製品導入を避けやすくなります。
ツール導入の判断軸
関連サービス
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この記事に関するよくある質問
IT資産管理の悩みは、相談だけでも整理できますか?
はい。委託や実務支援を始める前の段階でも、現状整理、優先順位付け、ベンダー提案確認のような相談から始められます。
Lite と Office はどう使い分ければよいですか?
判断整理や壁打ちが中心なら Lite、設定変更や継続運用、問い合わせ対応まで必要なら Office が向いています。
依頼内容がまだ曖昧でも相談できますか?
できます。何が課題か言い切れない段階でも、困っていることや止まっている判断を共有いただければ、論点整理から進められます。